・便秘だから腸を揉む。
・下痢だから腸を休ませる。
もちろん、それも大切です。
でも実は、腸の前に働いている
「胆のう」と「胆汁酸」という存在をご存じでしょうか?
サロンでお腹をケアしたお客様から、
「毎日出るようになりました!」
「お腹が張らなくなってます。」
「ずっと下痢気味だったのに普通の便になりました。」
そんなお声をいただくことがあります。
「便秘と下痢は正反対なのに、どうしてどちらも良くなるの?」
今日は、その理由を分かりやすくお話しします。
胆汁酸って何?
胆汁酸は、肝臓でコレステロールから作られ、胆のうに蓄えられる消化液です。
胆のうは、右上腹部にあり、肝臓のすぐ裏側(下面)にくっつくように位置している小さな袋状の臓器です。
食事をすると胆のうがギュッと収縮して、胆汁酸が腸へ送り出されます。
この胆汁酸には、
- 脂肪を消化・吸収する
- 脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)の吸収を助ける
- 腸内細菌のバランスを整える
- 腸のぜん動運動を促す
- 老廃物や余分なコレステロールを排泄する
という、とても重要な働きがあります。
胆汁酸がしっかり分泌されることで、
「消化を助ける」だけでなく、「不要なものを外へ出す」という役割も果たしている。
つまり、身体が本来持っているデトックス機能の一つでもあるのです。
胆汁酸アプローチが便秘・下痢にも効く理由
便秘の場合
胆汁酸には、石鹸の界面活性剤のような役割があります。腸をブクブク洗い流すイメージです。
なので胆汁酸が十分に分泌されないと、
- 腸の動きが鈍くなる
- 便が長く腸にとどまる
- 水分が吸収され過ぎて便が硬くなる
このような状態になり、便秘につながりやすくなります。
つまり、胆汁酸がしっかり分泌されることで、腸が本来のリズムを取り戻しやすくなるのです。
下痢の場合
水と脂を分解する界面活性剤のように胆汁酸は、「脂肪の消化・吸収」を助ける大切な消化液でもあります。
そのため、胆汁酸が十分に働かないと、食べ物が消化しきれないまま腸へ送られ、腸が刺激されて軟便や下痢につながることがあります。
特に美容と健康の為に必須の脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)の消化吸収効率を上げるには、胆汁酸は必要不可欠。
つまり、胆汁酸が少な過ぎると腸は正常に働けないのです。
大切なのは「たくさん出すこと」ではなく、必要な時に必要な量が分泌されることです。
「では、そもそもなぜ胆汁酸は不足してしまうのでしょうか?」
実は、その原因は一つではありません。
朝食を抜く習慣、ストレス、早食い、脂質を控え過ぎた食事…。
毎日の何気ない生活習慣が、胆のうや胆汁酸の働きに影響していることがあります。
この続きは、明日のブログで詳しくお話しします。
「私は大丈夫」と思っている方ほど、当てはまる項目があるかもしれません。ぜひ続けてご覧ください。

