昨日のブログでもお伝えしたように、身体は部分ごとに独立しているわけではありません。
「首が痛いから首を揉む。」
実は、それだけでは改善しない方が意外と多いんです。
先日のお客様も、右を向くと左の首が痛いというお悩みがありました。
首だけを触っても原因が見つからず、肩甲骨や腕、そして手まで丁寧に触れていくと、首の動きが少しずつスムーズになってきました。

「え?手と首って関係あるんですか?」
そう思われる方も多いのですが、実は解剖学的にもつながっています。
首の神経は指先まで続いています
首には7個の骨(頚椎)があります。
その間から出た神経は肩を通り、腕を通り、最後は指先まで伸びています。
例えば、
- 親指は主にC6神経
- 人差し指はC6〜C7神経
- 中指はC7神経
- 薬指・小指はC8神経
というように、それぞれ首から出る神経と関係しています。

もちろん、「人差し指を揉めば首が治る」という単純な話ではありません。
ですが、神経は腕や手まで一本のルートでつながっているため、手や前腕の筋肉が硬くなることで腕全体の動きが悪くなり、結果として首や肩に余計な負担がかかることがあります。
だからこそ、首だけではなく、手まで丁寧にケアすることが大切なのです。
パソコンやスマホで一番働いているのは手
私たちは毎日、
- スマホを持つ
- パソコンを使う
- 家事をする
- 車を運転する
など、想像以上に手を酷使しています。
手の筋肉が疲れると、その負担は手首、前腕、肘、肩へと伝わり、最終的には首の筋肉まで緊張しやすくなります。
首だけを一生懸命揉んでもスッキリしない方は、このつながりが影響しているのかもしれません。
今日からできるホームケア
手のマッサージは、特別な道具も時間も必要ありません。
今、この瞬間からどこでも始められるホームケアです。
テレビを見ながら、仕事の休憩中、車で信号待ちをしている時など、気づいた時にご自分の手を優しく触ってあげてください。
① 指を1本ずつ優しくマッサージ
指の付け根から指先まで、軽くつまみながらほぐします。
「いつもありがとう。」
そんな気持ちで触れるくらいの力加減で十分です。
② 指を軽く引っ張る
指先を軽く持ち、気持ちよく伸びる程度に引っ張ります。
無理に強く引っ張る必要はありません。
③ 手首を大きく回す
内回し・外回しを10回ずつ。
手首が滑らかに動くことで、前腕の筋肉もゆるみやすくなります。
④ 腕を伸ばすストレッチ
腕を前に伸ばし、
- 手のひらを前に向けて指を反らす
- 手の甲を前に向けて反対方向にも伸ばす
それぞれ20〜30秒ずつ行いましょう。
前腕が心地よく伸びる程度で十分です。
手は、いつでも自分を労われる場所
私はお風呂上がりに、サロンの施術でも、ホームケアとしても人気の高い高濃度酸素オイル(オーツークラフト)を全身に塗布しながらマッサージをしています。

オイルを使うと滑りが良くなり、ローズマリーの心地よい香りにも癒されるので、一日の終わりの大切なリセット時間になっています。
でも、ボディケアと違ってハンドマッサージは場所を選びません。
テレビを見ながらでも、仕事の合間でも、車で信号待ちをしている時でも、ご自身の手を優しくほぐすことができます。
指を一本ずつ揉んでみる。
手首をゆっくり回してみる。
腕を気持ちよく伸ばしてみる。
そんな小さな習慣が、毎日頑張っている手を労わる時間になり、その積み重ねが首や肩の緊張を和らげることにもつながっていきます。
気づいた時に、ご自分の手をマッサージする。
そんな癖を、今日から始めてみませんか。
首が喜ぶ第一歩は、実はあなたの「手」の中にあるのかもしれません。

