昨日のブログでは、胆汁酸が便秘にも下痢にも関係していることをお話ししました。

「じゃあ、どうして胆汁酸が不足してしまうの?」
胆汁酸が不足する原因は、一つではありません。
実は、40代以降になると、毎日の何気ない習慣が胆のうの働きに影響を与えていることがあるんです。
今日のブログは、その理由についてお伝えしたいと思います。
胆汁酸が不足する5つの原因
① 胆のうがしっかり収縮していない
胆汁酸は肝臓で作られても、胆のうから十分に出なければ働けません。
胆のうの動きが低下する原因には、加齢の他にも
- 朝食を抜く習慣(ファスティング)
- 脂質を極端に控えた食事(オイル抜きダイエット)
- 長時間何も食べない(食事と食事の間隔が空き過ぎる)など…
このような生活が続くことで、胆のうを動かす機会が減り、本来の働きが低下しやすくなります。
② 肝臓で胆汁酸を作る力が低下している
胆汁酸はコレステロールから作られます。
コレステロールは悪者のように思われがちですが、実は細胞膜やホルモン、ビタミンD、そして胆汁酸を作るために欠かせない大切な材料。
コレステロール値は、「低ければ低いほど良い」ではないことを前提として。
現在コレステロールを下げるお薬を服用されている方は、数値が必要以上に下がり過ぎていないかを定期的に確認することも大切です。

もちろん、お薬は自己判断で中止したり減量したりするものではありません。しかし、健康診断の結果や血液検査を主治医と一緒に確認しながら、ご自身にとって適切なコレステロール値が維持できているかを管理していくことが重要です。
そして肝機能の低下の背景にある
- 過度の飲酒による肝臓への負担
- 慢性的な炎症(脂肪肝など)
- 栄養不足(特にタンパク質)
「食べているつもり」でも、必要な栄養が不足している方は意外と多いものです。
「健康診断では異常がないのに不調が続く」という方は、栄養の質や消化・吸収に目を向けることも大切です。必要な方には、そこもしっかりとアドバイスしていきます。
③ ストレスや自律神経の乱れ
食事をすると、本来は副交感神経が働き、胆のうが収縮して胆汁酸が分泌されます。

しかし、
- 慢性的なストレス
- 緊張状態
- 早食い
- 食べながらスマホを見る
などで交感神経が優位なままだと、胆のうが十分に収縮しにくくなります。「消化モード」になりにくく、胆のうもうまく働けません。
④ 腸内環境の乱れ
胆汁酸は一度働いたあと、約95%が腸で再吸収され、再び肝臓へ戻って何度も再利用されます。
これを「腸肝循環」といいます。
便秘や腸内環境の乱れが続くと、このリサイクルがうまくいかず、胆汁酸の働きも低下しやすくなります。
⑤ 加齢や運動不足
40代以降は筋力だけでなく、内臓の働きも少しずつ変化します。
運動不足や呼吸が浅い状態が続くと、お腹の動きや血流も低下し、胆のうが十分に働きにくくなることがあります。
だからこそ、「年齢のせい」と諦めるのではなく、日々の生活習慣を見直すことが大切なのです。
サロンでお腹をケアする理由
当サロンでは、お腹をやさしくケアする時間をとても大切にしています。

それは、単にお腹をほぐすためではありません。
お腹の緊張がゆるみ、
- 呼吸が深くなる
- 横隔膜が動きやすくなる
- 自律神経が整いやすくなる
- 内臓が本来動きやすい環境になる
そんな身体づくりを目指しています。
もちろん、施術で胆汁酸が直接増えるとは言えません。
しかし、内臓ケアを続けることで、胆のうが働きやすい環境を整えられる。
これは、消化や排泄を支える土台づくりにつながると考えています。
食事も大切なケアの一つです
施術だけではなく、必要なお客様にはご自宅でできるケアもお伝えしています。
例えば、
- 食物繊維
- 極端な脂質制限をしない
- 青魚、アボカドなど適度な良質な脂質
- 苦みのある食材
- 杜仲茶やタンポポ茶の活用
- 朝食を抜かない
こうした毎日の積み重ねが、胆のうを自然に動かすきっかけになります。
「何を食べるか」だけではなく、「どう食べるか」も、とても大切です。
お客様から嬉しいご報告がありました
以前、お腹の張りと便秘に悩まれていたお客様がいらっしゃいました。
施術でお腹のケアを続けながら、朝食や食事の摂り方を少し見直していただいたところ、
「毎日スッキリ出るようになりました。」
「食後のお腹の重たさが気にならなくなりました。」
と笑顔でご報告くださいました。
もちろん、すべての方に同じ変化が起こるわけではありません。
それでも、身体は毎日の習慣にとても正直です。
少しずつでも生活を整えていくことで、本来持っている力を発揮しやすくなります。
あなたの身体には、本来備わっている力があります。だから大丈夫!
その力を引き出すお手伝いを、これからもサロンでお伝えしていきたいと思います。

