「美味しそうなレシピを見つけたので、今日の夕飯に作ってみました。」と
昨日のお客様から一枚のお写真が届きました。
送ってくださったのは、サバ缶を使ったポトフ。
お野菜を炒めてサバ缶とトマト・魚介ミックス・ハーブで味を調整した簡単アレンジポトフです。
見た目も彩りが良く「これは絶対に美味しい!」と思わず笑顔になる一品でした。^^
実は、その日の施術中も、このレシピの話で盛り上がっていたんです。
「サバ缶って手軽だし、身体にも良いですよね。」
その言葉をきっかけに、自然と「加工食品との付き合い方」についての話題になりました。
手軽に食べられる加工食品
今は、手軽に食べられる加工食品が本当にたくさんありますよね。
その中でも、「身体に良さそう」と思われるものといえば、サバ缶はもちろん、手軽な魚肉ソーセージやちくわなどを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
実際にサロンでも、
「魚だから身体に良いと思っていました。」
「高たんぱくだから積極的に食べています。」
というお声をいただくことが多いこと。
確かに、これらは手軽にたんぱく質を摂れる便利な食品です。
でも、「たんぱく質が摂れること」と、「毎日の主役にすること」は、少し分けて考えてみてもいいかもしれません。
昨日、お客様とお話をしていて、「これは多くの方にも知っていただきたいな」と感じたので、今日のブログのテーマにしてみました。
加工食品には、品質を保つための工夫があります
ちくわやかまぼこ、魚肉ソーセージ、ハムやソーセージなどには、商品によってリン酸塩などの食品添加物が使われています。
リン酸塩には、
・水分を保つ
・弾力を出す
・食感を良くする
・品質を安定させる
という大切な役割があります。
ただここでお伝えしたいのは、おいしさや品質を保つための食品添加物は、「毎日たくさん摂り続けてはいけない」ということです。
腎臓は、余分なリンを外へ出してくれる臓器
リンは、本来、骨や歯、細胞を作るために必要なミネラルです。
しかし、余ったリンは腎臓が尿として体の外へ排泄しています。
つまり、腎臓は毎日、黙々と「リンの後片付け」をしてくれているのです。
ところが、加工食品が続き、リンを摂る量が増え続けると、腎臓の仕事も増えていきます。
もっと言うと…
実は、添加物の「リン酸塩」は吸収されやすい
魚や肉、卵にもリンは含まれています。
でも、それは自然の食材に含まれるリンです。
一方、食品添加物として使われるリン酸塩は「無機リン」と呼ばれ、自然の食材に含まれるリンよりも体に吸収されやすいことが分かっています。
つまり、同じリンでも、
「焼き魚から摂るリン」と、「加工食品に含まれるリン酸塩」では、身体への入り方が違うということです。
リンを摂り過ぎると、身体では何が起こるの?
リンが増え過ぎると、身体は血液中のバランスを保とうとします。
その結果、骨からカルシウムが使われやすくなったり、腎機能が低下している方では血液中にリンがたまりやすくなったりします。
慢性腎臓病の患者さんでは、高リン血症が続くと血管石灰化や骨代謝の異常が起こりやすくなることが知られています。
もちろん、健康な方が加工食品を一度食べたからといって、すぐに臓器が傷むわけではありません。
でも、「便利だから」と加工食品ばかりの食生活が何年も続けば、身体への負担は少しずつ積み重なっていく可能性があります。
つまり臓器に負担がかかっているということです。
ここまで聞くと、加工食品でなくお魚やお肉など、素材そのものをいただく方がどれだけ良いかということが分かりますよね。
では、缶詰はどうでしょうか?
良いサバ缶とあまりオススメしないサバ缶
原材料が「さば・食塩」のようにシンプルな水煮缶であれば、
・良質なたんぱく質
・EPA・DHA
・カルシウム(骨まで食べる場合)
などを手軽に摂ることができる便利な食品です。
忙しい日には、本当に助かります。
ただ中には、味噌煮や蒲焼き缶など砂糖だけでなく人工甘味料や調味料が多く使われている商品もあります。
そこの選択を気をつけながら必ず原材料表示を見て、最もプレーンな水煮缶をおすすめしています。
今回、お客様が作られたポトフは、サバ缶だけではなく、野菜がたっぷり入っていて、とてもバランスの良い一皿でした。
こんなふうに食材を組み合わせる工夫は、とても素敵ですね。
身体が一番喜ぶのは、素材そのもの
私はお客様によく、
「加工食品は忙しい日の味方。でも、毎日の主役は食材そのものにしてあげましょう。」
とお話ししています。
焼き魚・蒸し鶏・卵・豆腐・納豆・旬のお野菜。
こうしたシンプルな食材は、たんぱく質だけでなく、ビタミンやミネラル、食物繊維なども効率よく摂ることができます。
加工食品は「たまに助けてもらうもの」。毎日の主役を食材そのものにしてあげると、身体はもっと元気になろうと頑張ってくれるはずです。

