サロンで食事のお話をしていると、
「朝はヨーグルトを食べています」
という方が本当に多くいらっしゃいます。
ヨーグルトは腸に良い。
腸活には欠かせない。
そんなイメージがありますよね。
実際に健康のため、美容のために毎日続けている方も少なくありません。
でも、その一方で
- 便秘が改善しない
- お腹が張る
- ガスが溜まりやすい
- 腸内環境が良くなっている実感がない
という方も意外と多いのです。
それなのに、
「身体に良いものだから」
と疑うことなく続けているケースも少なくありません。
実は私自身も以前は、
ヨーグルトは毎日食べるほど身体に良いと思っていました。
ところが分子栄養学を学ぶ中で、
日本人の体質や食文化を考えると、少し違う見方ができるようになったのです。
日本人に多い「乳糖不耐症」
牛乳やヨーグルトには「乳糖」という糖質が含まれています。
これを分解する酵素をラクターゼといいますが、
日本人を含むアジア人は、この酵素が少ない方が多いことが知られています。
これを「乳糖不耐症」といいます。
症状としては、
- お腹が張る
- ガスが増える
- ゴロゴロする
- 下痢をしやすい
などがあります。
もちろん全員ではありません。
牛乳は苦手でもヨーグルトは問題なく食べられる方もいます。
ただ、
「健康のために食べているのに、実はお腹に負担をかけていた」
というケースも少なくありません。
全てにおいて個体差があるということです。
ヨーグルトを食べなければ腸活できないわけではありません
腸活というと、
まずヨーグルトを思い浮かべる方が多いかもしれません。
でも、日本には昔から優れた発酵食品がたくさんあります。
例えば、
- 味噌
- 醤油
- 納豆
- ぬか漬け
- 梅干し
どれも日本人が長年食べ続けてきた食品です。
特別な健康食品ではありません。
昔の日本人にとっては当たり前の食卓でした。
実は理にかなっている昔ながらの和食
例えば、
かつおだしを使った具だくさんのお味噌汁。
もち麦や玄米を加えた雑穀ご飯。
そして梅干し。
とてもシンプルですが、
実は栄養学的にも優秀な組み合わせです。
味噌や梅干しで発酵食品を摂り、
野菜や海藻で食物繊維を補い、
雑穀や玄米で腸内細菌のエサとなる栄養を摂る。
腸活という言葉がなかった時代から、
日本人は自然と腸に良い食事をしていたのです。
「身体に良い」より「身体に合う」が大切
分子栄養学を学んで感じるのは、
身体に良いと言われる食品が、
必ずしも全員に合うわけではないということです。
ヨーグルトもその一つ。
毎日食べて調子が良い方もいれば、
お腹が張ったり便秘が改善しない方もいます。
大切なのは、
流行やイメージではなく、
自分の身体がどう反応しているか。
そこに目を向けることです。
腸を元気にしたいなら、まずは毎日の食卓から
特別な健康食品を探す前に、
まずは昔ながらの和食を見直してみる。
具だくさんのお味噌汁を一杯飲む。
自分の身体に見合った適量のご飯を食べる。
発酵食品を少し取り入れる。
そして咀嚼して唾液を出して消化を促す。
そんなシンプルな積み重ねが、
実は腸にも身体にも優しい選択だったりします。

そして何より嬉しいのは、特別な健康食品を買い足さなくても良いということ。
腸活というと、ヨーグルトやサプリメント、話題の発酵食品を新しく取り入れなければいけないと思われがちですが、実は冷蔵庫にある身近な食材で十分です。
お味噌汁に野菜や海藻をたっぷり入れて、ご飯にもち麦や雑穀を加え、納豆や梅干しを添える。
そんな昔ながらの食卓こそ、腸が喜ぶ理にかなった食事だったりします。
新しい健康法を追いかけるより、まずは今ある食材を上手に活かすこと。
時間もお金も無理なく続けられるからこそ、身体は少しずつ変わっていきます。
腸活は、もっとシンプルでいいのです。
分子栄養学を学ぶほど、
最新の知識の先にあるのは、
昔から受け継がれてきた食文化の素晴らしさだと感じています。
毎日の食事で、無理なく腸を整えていきたいですね。


