まずは簡単に聞きたい方向けに、
ポイントを音声でまとめています↓
顔まわり、眉の間、小鼻の横、髪の生え際、耳の後ろ…。
「赤い」「かゆい」「皮がむける」「ベタつくのに乾燥する」
そんな症状が続く場合、脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)の可能性があります。
「脂が多いから不潔なのかな…」と心配される方もいますが、そう単純ではありません。
脂漏性皮膚炎の主な原因
脂漏性皮膚炎は、いくつかの要因が重なって起こることが多いです。
① 皮脂バランスの乱れ
40代以降は女性ホルモンの変化で、肌の水分量は減るのに、部分的に皮脂だけ増えることがあります。
すると肌は、
「乾燥しているのにベタつく…どっちやねん!」
と、まるで更年期の心のように揺れやすくなります。
② 常在菌の増えすぎ
皮膚には誰にでもいるマラセチア菌という真菌(カビの仲間)がいます。
マラセチア
普段は悪さをしませんが、
- 皮脂が増える
- 汗をかく
- 蒸れる
- 洗いすぎる
こうした条件で増えすぎると炎症が起きやすくなります。
これからの暑い時期には、気をつけていきましょうね。
③ 腸内環境の乱れ
エステ医学・分子栄養学の視点で見逃せないのがここ。
- 甘い物がやめられない
- パン・麺が多い
- 抗生物質をよく使った
- 胃腸が弱い
- 便秘気味
こうした背景があると、腸内環境の乱れ→免疫バランス低下→皮膚炎につながることがあります。
腸は“第二の脳”とも呼ばれますが、肌から見ると“第二の化粧品棚”…ここが荒れると、肌も荒れます。
④ ストレス・睡眠不足
ストレスでコルチゾールというストレスホルモンが増えると、皮脂分泌や炎症反応に影響することがあります。
コルチゾール
「寝不足の次の日、顔がテカる」
これ、気のせいではありません。
対策① 洗いすぎをやめる
意外ですが、ゴシゴシ洗顔は逆効果。
- 熱いお湯は避ける
- やさしく洗う
- 1日2回まで
肌は“汚れを落とす”より、“守る”が先です。
対策② 糖質・油の質を見直す
特に、
- 菓子パン
- 揚げ物
- 加工食品
- 清涼飲料
が続くと炎症が長引きやすくなることがあります。
おすすめは、
サバ
卵
納豆
味噌汁
「和食って地味…」と思った日に限って、身体は拍手しています。
対策③ 不足しやすい栄養素を意識
脂漏性皮膚炎を繰り返す方を分子栄養学の視点でみると、「塗るケア」だけではなく、「細胞の材料が足りているか?」も大切な視点です。
特に意識したいのが、次の栄養素です。
① ビタミンD3(かなり重要)
ビタミンD3
ビタミンD3は、実は“骨”だけではなく、
- 皮膚バリア機能を整える
- 常在菌との共存バランスを保つ
- 免疫の暴走を抑える
- 炎症を落ち着かせる
こんな働きにも深く関わっています。
脂漏性皮膚炎の方で、
- 室内生活が多い
- 日焼け対策を徹底している
- 魚をあまり食べない
- 朝起きにくい
- 風邪をひきやすい
こんな方は、ビタミンD不足が隠れていることも。
キノコ類に入っているビタミンD2より、体内利用率が高いのはD3とされています。
食材では、
- 鮭
- いわし
- 卵黄
- きくらげ
などがおすすめ。
② 亜鉛
亜鉛
皮膚の修復、皮脂バランス、免疫に関与。
不足すると、治りにくい・繰り返す肌荒れにつながりやすくなります。
③ ビタミンB群
ビタミンB群
特に皮脂代謝に関与。
脂っぽい肌、ニキビ、頭皮トラブルがある方は要チェック。
④ マグネシウム
マグネシウム
ビタミンDを“働ける形”に変えるサポート役。
D3だけ摂っても、マグネシウム不足では働きにくいことがあります。
⑤ たんぱく質
たんぱく質
皮膚そのものの材料。
「食べている」ではなく「吸収できているか」まで見ることが大切です。
分子栄養学では、
“炎症を抑える前に、炎症に負けない身体を作る”
ここが、脂漏性皮膚炎を繰り返さない土台づくりになります。
ここまで聞いて、じゃあサプリをそれぞれ追加しよう!そう思ったなら、少しだけ聞いてほしいことがあります。
サプリの効果を効率よく上げるには、朝昼晩の毎日食事に「五大栄養素」が整っているかが鍵になります。そこをすっ飛ばしてサプリだけに行ってしまうと
あれ?サプリ飲んでるのに思ったより体感がない。
なんて事も大いに出てきます。
そしてここで最も重要なのが、40代以降は“食べている”と“吸収できている”は別問題です。ここは、またサロンで詳しくお伝えしていいきますね。
症状が続く時は皮膚科へ
赤み・かゆみ・フケのような皮むけが長引く場合は、自己判断せず皮膚科で相談を。
場合によっては、外用薬が使われることもあります。長期の使用はリスクもありますが頑なに避けるのではなく上手く使って欲しいと思います。
まとめ
脂漏性皮膚炎は、ただの“肌トラブル”ではなく、
皮脂・菌・腸・ストレス・栄養状態
この全部がつながって見えてくることが多いです。
顔だけケアしても繰り返すなら、身体の内側からのサインかもしれません。
今日の鏡は、シワだけじゃなく…生活習慣まで映してくれているのかもしれませんね。
脂漏性皮膚炎の時は、“何を塗るか”より“何を休むか”も大切。
ピュールボーテユーザー様向けに、炎症時のホームケア方法をまとめました。
ぜひこちらもご覧ください。

