「最近、前より疲れやすくなった気がする」
「昔と同じように食べているのに太りやすくなった」
「なんとなく身体が重い」
40代以降のお客様から、こんなお話を聞くことが多くあります。
こうした身体の変化を「年齢のせいかな」で終わらせる前に、知っておいてほしい場所があります。
それが、首にある小さな臓器「甲状腺」です。
「甲状腺って聞いたことはあるけれど、何をしているところ?」
そう思っている方もきっといらしゃるでしょう。
甲状腺は、40代以降の女性の身体を考えるうえで、知っておきたい場所のひとつ。
今日は、甲状腺の基本を知るための保存版として記事に残したいと思います。
甲状腺は、身体の「どのくらいエネルギーを使うか」を調整するところ
甲状腺は、首の前側にある小さな蝶のような形をした臓器。

ここで作られる甲状腺ホルモンは、全身の細胞に「どのくらいエネルギーを使うか」という指示を出すような役割があります。
つまり、全身のエネルギー代謝を調整しているんですね。
そのため、甲状腺ホルモンの働きが低下すると、
- 疲れやすい
- 寒さを感じやすい
- 体重が増えやすい
- 便秘になりやすい
- 肌が乾燥する
など、身体のさまざまなところに変化が現れることがあります。
では、甲状腺の働きが低下する原因は?
原因はひとつではありません。
代表的なものには、自己免疫による甲状腺炎(橋本病)や、甲状腺の手術・放射線治療、薬剤などがあります。
また、食事量が極端に少ない状態が長く続くと、甲状腺ホルモンそのものというより、甲状腺ホルモンの代謝が変化することもあります。←ここに関しては、私が何度もお伝えしているところです。
なぜなら、食事の摂り方を意識していけば改善に導く可能性があるからです。
40代以降は「年齢のせい」で片づけない
「最近、疲れやすい」
「体重が落ちにくくなった」
「なんとなく身体が重い」
こうした変化は、更年期など年齢による変化だけでなく、食事や睡眠、活動量、ホルモンなど、さまざまな要因が重なっていることがあります。
例えば、糖質抜きダイエットや欠食・少食って、私たちにとっては「たかが一食」と感じるかもしれません。
でも、身体「脳」にとってはそう簡単な話ではありません。
脳は通常、ブドウ糖を「重要なエネルギー源」として使っています。

だから、食事から十分なエネルギーが入ってこない状態が続くと、身体は「エネルギーが足りない」と判断して、さまざまな調整を始めます。
つまり、「一食抜いただけだから大丈夫」と思っているその一食も、
身体にとっては「飢餓=ストレス」
そのくらい、小さな出来事ではないんです。
特に、それが何度も繰り返されれば、身体は「食べ物が入ってこないかもしれない」という状況に防御的に(体を守るために)代謝を落としていくというメカニズムです。
代謝が落ちるということは、「痩せにくくなる」だけの問題ではなく、怪我も病気も治りにくくなるかもしれない。
疲れるのが当たり前になってしまうかもしれません。
だからこそ私は、身体の変化を「年齢だから仕方ない」で終わらせず、なぜ起きているのかを一緒に考えることを大切にしています。
特に、ダイエットや太りたくないと思っている人には、「何を抜くか」だけではなく、身体に必要なものをきちんと届けることも考えてほしいとお伝えしています。
今日の内容で「甲状腺のこと」少しは理解できましたでしょうか?
甲状腺について知っておくと、このブログの記事によく出てくる
・食べないダイエット
・中性脂肪
・コレステロール
・更年期の身体の変化
なども、少し違った視点から見えてきます。

昨日の記事では「食べないことで身体の土台まで削ってしまうことがある」というお話をしました。
その中で少し触れた甲状腺について、今日はもう少し基本からまとめてみました。

身体は、それぞれのパーツがバラバラに働いているわけではなく、
ひとつの身体として、全部つながっています。
ここは、お伝えするのが本当に難しいところ。
だからこそ、これからもいろいろな切り口から、できるだけ分かりやすくお伝えしていきますね。
「そういうことだったのか!」と、身体のことを知るきっかけになってもらえたら嬉しいです。

