昨日、お客様から人間ドックの検査結果をいただきました。
こちらのお客様は、昨年のデータも拝見していたので、今回はその変化に加えて、直近2日間の食事内容も記録して送っていただきました。
これが、とても参考になったのです。
血液検査の数値を見ることは大切です。でも、数値だけですべてがわかるわけではありませんが実際に何を、どのくらい食べているのか。
そこまで確認すると、検査結果だけでは見えにくかった食生活の傾向が見えてきます。
そして、もうひとつ大切な発見がありました。
それは、食事を記録すること自体が、自分の習慣を見直すきっかけになるということです。
血液データだけでは見えないこと
血液検査の結果は、体の状態を知るための大切な手がかりになりますよね。
ただし、その数値にはさまざまな要因が関係します。脱水による血液の濃縮や、栄養状態、体調などが影響することもあります。
また、血液データだけで、たんぱく質や食物繊維の摂取量を正確に把握することはできません。
だからこそ、検査結果に加えて、普段の食事や生活習慣、現在の症状なども確認する必要があります。

今回、お客様からいただいた2日分の食事記録を拝見すると、野菜や鶏ささみなど、意識して選んでいる食品がある一方で、食物繊維の摂取量には改善の余地がありそうでした。
野菜を食べているから大丈夫!
……と思っていても、食品の種類や量によっては、必要な食物繊維を摂りきれていないことがあります。
サラダを食べているから腸活は完璧!
私たちの腸は、どうやらそこまで単純ではないようです。笑
食事を記録すると、自分の食生活が見えてくる
今回、お客様ご自身に食事を記録していただいたことで、第三者の目線で見直すきっかけになったようです。
いつも何気なく食べている朝食。
仕事の合間の忙しい日の昼食。
毎日のちょっとした間食。
一つひとつは気に留めないことでも、記録して並べてみると、自分の食生活の傾向が見えてきます。
「野菜は食べているけれど、食物繊維は足りているのかな?」
「たんぱく質は摂れている?」
「揚げ物や脂身の多いお肉が続いていないかな?」
そんなことを、自分自身で確認できるようになるのです。
もちろん、毎食記録するのは面倒です。
私だって、何でもかんでも記録しましょうと言われたら、ちょっと考えます。笑
でも、変わりたいと思ったときには、まず今の自分を知ることが大切なのです。
サロンのビフォーアフター写真と同じ
これは、サロンで施術前後の写真を撮影することにも似ています。
毎日鏡を見ていると、少しずつ変化している顔や肌の状態には、なかなか気づけないことがあります。
ところが、施術前と施術後の写真を並べてみると、客観的に変化を確認できます。自分では気づかなかった部分が見えてくることもあるんですよね。
食事も同じです。
頭の中で「野菜は食べている」「健康に気をつけている」と思っていても、実際に記録してみると、違う景色が見えてくることがあります。
そして意外にも多く間食をしていることも。笑
現実を把握することは、自分を責めるためではありません。変わるためのスタート地点を知ることです。
今の状態がわかれば、何を増やせばいいのか、何を少し減らせばいいのか、具体的な対策を考えられます。
やみくもに頑張るよりも、ずっと効率的ですよね。
閉経後のコレステロール対策にも「食トレ」を
女性は閉経前後から、女性ホルモンであるエストロゲンの減少などにより、LDLコレステロールが上昇しやすくなります。
今までと同じ食生活なのに、健康診断の数値が変わってきた。
そんな経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
だからといって、年齢のせいだから仕方ないと諦める必要はありません。
薬を飲めば解決するものでもありません。
食事、運動、体重の変化、血圧や血糖値などを確認しながら、自分に合った対策を考えていくことが大切です。

そして今回、改めて意識したいと思ったのは、食物繊維の摂取です。
食物繊維は腸内環境を整えるうえで大切な栄養素です。特に、もち麦やオートミールなどに含まれる水溶性食物繊維には、LDLコレステロールを下げる働きもあります。
例えば、こんな食品を取り入れてみましょう。
- もち麦やオートミール
- 納豆や豆類
- 海藻類
- オクラなどの野菜
- きのこ類
野菜を食べるだけでなく、食品の種類を増やし、食物繊維をしっかり摂ること。
筋肉を育てるために筋トレをするように、健康を守るためにも、毎日の食事を意識して積み重ねる。
私はこれを「食トレ」と呼びたいと思います。
ただし、LDLコレステロールが高くなる原因は食事だけではありません。遺伝的な要因や甲状腺の病気などが関係することもあります。
必要な検査や治療を受けながら、食事改善にも取り組むことが大切です。お薬を使用するかどうかは、数値だけでなく全身の状態や将来のリスクを踏まえて医師と相談しましょう。
まずは、自分の食事を知ることから
今回のお客様についても、これまでの検査結果と実際の食事内容、現在の症状などを照らし合わせながら、カウンセリングを進めていく予定です。
数値だけを見て一喜一憂するのではなく、その背景に何があるのかを考える。
そして、今の生活の中で何を変えられるのかを一緒に探していく。
健康も美容も、何かを一度頑張っただけで完成するものではありません。
お肌を育てるように、筋肉を育てるように、毎日の食事も少しずつ積み重ねていくものです。
まずは2日間でも、食べたものを記録してみる。
すると、自分では気づかなかった習慣が見えてくるかもしれませんよ。
面倒なことほど、やってみると発見があるものです。
未来の自分のために、まずは今の自分を知ることから始めてみませんか?

