「毎日YouTubeを見ながらストレッチしています」
昨日のお客様がそうお話してくださいました。
健康や美容のために、ちゃんと自分で身体を動かしている。
それだけでも素晴らしいことです。
ところが、実際に身体を触らせていただくと……
肩甲骨に指が入らない。
肩甲骨周りが硬く、動きもかなり制限されています。
「毎日ストレッチしているのに、どうして?」
ここが、セルフケアの難しいところです。
実は、「やっている」ことと「自分の身体に合った方法でできている」ことは、少し違うんです。
肩こり・腰痛は「そこだけ」を揉めばいいわけではありません
首・肩こりや腰痛があると、つい痛いところを伸ばしたり、揉んだりしたくなります。
でも、身体は全部つながっています。では最初に何をしたら良いのでしょうか?
特に私が40代以降の女性にまず意識してほしいと思っているのが、
「呼吸」です。
そしてその中心にあるのが横隔膜。

横隔膜は呼吸をするための筋肉ですが、それだけではありません。
呼吸に合わせて肋骨やお腹、体幹、骨盤周りまで連動して動きます。
呼吸が浅くなり、横隔膜が十分に動かなくなると、首や肩周りの筋肉が呼吸を助けるように頑張りすぎることがあります。
すると、
呼吸が浅い
↓
首・肩が頑張る
↓
顔まわりの筋肉も緊張し、血流・リンパの流れが低下(顔がむくみやすくなる)
↓
肩甲骨周りが動きにくくなる
↓
肩こりにつながる
というメカニズムです。
腰も同じです。
腰だけを一生懸命伸ばしても、身体の中心部分がうまく使えていなければ、腰周りの筋肉が頑張り続けることがあります。
だから私は、「首肩こり・腰痛があるなら、まず呼吸を見直してみましょう」とお伝えしています。

また当サロンの施術にチネイザンを取り入れている理由として、内臓の緊張や巡りの滞りが呼吸の浅さや身体の不調につながると考えているためです。
あわせて、ご自宅でも簡単にできるホームケア方法もお伝えし、日常から整えていけるサポートを行っています
ストレッチは「何をするか」だけでなく「どうほぐすか」
昨日のお客様には、肩甲骨周りを自分でほぐす方法として、ヨガポールやマッサージボールを使ったセルフケアをお伝えしました。
そして、梨状筋のほぐしも初めてだったそうで、実際にやってみると、「痛い!」と思わず声が出るほどでした。
でも、これも「痛いところを我慢して押せばいい」という話ではありません。
硬くなっている場所を知り、身体の状態に合わせて、適切な刺激で少しずつ動かしていくことが大切です。
肩甲骨も、腰も、お尻も、「自分でこんなふうにケアできるんですね」ということを知らない女性は、まだまだ多いと感じます。
サロンで身体をほぐすことも大切。
でも、私はそれと同じくらい、家で自分の身体を整える方法を知ってもらうことも大切だと思っています。

私が毎朝30分、自分の身体に投資する理由
私自身、毎朝ヨガポールを使って身体をほぐし、瞑想からスタートする時間を作っています。
30分。
たった30分と思うかもしれません。
でも、この時間を持つようになってから、身体だけでなく、ストレスが減り、メンタルも安定してきたと感じています。
朝、身体をゆっくり動かして呼吸を整える。
「今日も頑張らなきゃ!」といきなりアクセルを踏むのではなく、
まず自分の身体に戻ってくる時間を作る。
これが私にとって、かなり効率のいい自己投資になっています。
でも、子育て中は「30分も無理!」ですよね
ここは、私もよく分かります。笑
子育て中って、自分のことは後回しになりませんか?
子どもの準備。
朝ごはん。
洗濯。
仕事。
家族の予定。
「自分のために30分?」
そんな時間があるなら寝たい。
……これ、私もそうでした。笑
だから「毎朝30分、自分のために時間を作りましょう」と言われても、
「いやいや、その30分がないんです!」という気持ちも、よく分かります。
でも、もし今の自分がいつも疲れていて、肩が凝っていて、腰が痛くて、イライラしやすくて、家族に優しくしたいのに余裕がないなら。
一度だけ考えてみてほしいのです。
自分を後回しにすることが、本当に家族のためになっているのかな?と。
40代からは「自分を整える時間」も必要経費
今朝、ショート動画を見ていて、キンコン西野さんが話していた言葉が目に入りました。
年代によって「一番の武器」が違うという話。
10代は「友達」
20代は「体力」
30代は「技術」
40代は「人脈」
50代は「健康」
60代は「愛嬌」
という内容でした。
私はこれを見て、「本当にそうだなぁ」と思いました。
そして40代以降の女性に、ぜひ伝えたい。
50代から「健康」が武器になるなら、
その健康は50代になって突然手に入るものではありません。
40代から少しずつ、自分の身体に手をかけてきた人が、その先で大きな差を作っていく。
だから私は、40代からの30分を「自分への投資時間」にしてほしいと思っています。

30分早く起きる。
ヨガポールで身体をゆっくり動かす。
呼吸を意識する。
肩甲骨を動かす。
お尻や股関節周りをほぐす。
最後に少し瞑想する。
全部やらなくてもいいんです。
最初は10分でもいい。
大切なのは、「私は自分の身体を大切にしている」という時間を持つことです。
あなたは、家族と同じくらい大切です
子どもが大切。
夫が大切。
家族が大切。
もちろん、それでいいんです。
でも、あなたも家族の一員です。
あなたが元気でいること。
あなたが笑っていること。
あなたが身体の痛みを我慢しすぎないこと。
それだって、家族にとって大切なことではないでしょうか。
「自分のために時間を使うなんて、申し訳ない」そう思う必要はありません。
むしろ40代からは、自分を大切にすることを、家族を大切にすることと同じくらい優先していい。
私はそう思っています。

肩こりも腰痛も、ただ「年齢のせい」で片付けなくていいです。
まずは呼吸。
そして身体を正しく動かすセルフケア。
そして、毎日のほんの30分。
忙しい毎日の中で、自分の身体に投資する時間を作ってみてください。
その30分は、未来のあなたが受け取る「健康」という大きな配当になるかもしれません。
何より……あなたは、家族のために頑張るだけの人ではありません。
自分自身を大切にする価値が、ちゃんとある人ですよ。^^

