健康のために、毎日何かを取り入れている方は多いと思います。
先日のお客様も、健康を意識して食生活を工夫されていました。
お味噌汁を飲む回数を減らし、免疫力アップを謳う乳酸菌ドリンクや青汁、キウイなどの果物を使ったスムージーを定期的に取り入れているそうです。
さらに、これからは飲むヨーグルトも追加しようかと考えていらっしゃいました。
そこで、少しだけ立ち止まって考えてほしいことがあります。
その商品を購入する前に、原材料表示を確認していますか?
健康に良さそう、だけで選んでいませんか?
乳酸菌飲料や飲むヨーグルトの中には、「果糖ブドウ糖液糖」などの糖類やアスパルテームなどの「人工甘味料」が含まれている商品があります。

もちろん、乳酸菌そのものに意味がないという話ではありません。ただし、乳酸菌が入っていることと、その他の材料が自分の健康にとって最適であることは別の話です。
果糖ブドウ糖液糖は主に、とうもろこしのでんぷんなどを酵素で分解・変換して作られます。
原料や製造方法は製品によって異なりますが「遺伝子組み換え作物」が原料になっている可能性もあるということです。
しかも日本では、果糖ブドウ糖液糖などの液糖は、遺伝子組み換え表示の義務対象外です。そのため、原材料表示に「果糖ブドウ糖液糖」と書かれていても、原料が遺伝子組み換えかどうかは判断できません。
また人工甘味料のアスパルテームは、国際がん研究機関(IARC)によって「ヒトに対して発がん性がある可能性がある」グループ2Bに分類されています。許容一日摂取量が少量であれば認められているようななんともあやふやな表示。
不明確なのは、できることなら避けたい。
しかも果糖ブドウ糖液糖や人工甘味料は、いまはあらゆるものに入っていて、ないものを探す方が難しいのが現状です。
主に確認したい加工食品
- 清涼飲料水:スポーツドリンク、炭酸飲料、ジュース、乳酸菌飲料、エナジードリンク
- 飲むヨーグルト・加糖ヨーグルト:甘みを加えたタイプ
- 調味料:焼肉のたれ、照り焼きのたれ、ポン酢、ドレッシング、めんつゆ
- 加工食品:キムチ、漬物、佃煮、煮豆、レトルト食品の一部
- お菓子・デザート:ゼリー、プリン、アイス、グミ、菓子パンの一部
- シロップ類:ガムシロップ、かき氷シロップなど
血糖値や脂肪肝、腸内環境が気になる方は、商品名や宣伝文句だけで判断せず、原材料や糖質量まで確認してみてほしいと思います。
青汁やスムージーも、取り入れ方が大切
青汁は野菜を手軽に摂れる便利な方法です。ただし、原料や製造方法によって栄養成分は異なり、商品によっては糖類が加えられていることもあります。
また、ほうれん草にはシュウ酸が含まれています。
通常の食事で適切に調理して食べることまで避ける必要はありませんが、腎結石のリスクがある方などは、摂取量について個別の配慮が必要です。
全てを疑うわけではないですけどね。
農薬が気になる場合も、産地や栽培方法だけで判断するのではなく、製品の表示や管理体制を青汁などを含め加工食品は、そこまで確認する必要があると思っています。
個人的には、野菜を自分で洗い、必要に応じて下ゆでして、あくを取り除いたおひたしなどにして食べる昔からの方法が安心できるのではと。
スムージーも同じです。
果物をミキサーにかけても、糖質がなくなるわけではありません。果肉ごと使えば食物繊維は多く残りますが、咀嚼しないで飲むだけとなると吸収も早く血糖値も上がりやすくなります。
果糖を多く含む甘い飲料を習慣的に飲み、糖質や総エネルギーを摂りすぎると、逆に肝臓に脂肪が蓄積しやすくなるんです。
キウイなどの果物は、できるだけそのまま食べて、よく噛むこともおすすめです。その方が食べる量を把握しやすく、食事のペースもゆっくりになります。
私が大切にしているのは、昔ながらの食事
私が改めて見直してほしいと思うのが、お味噌汁です。

鰹節や小魚からだしを取り、野菜や魚介類、海藻、きのこなどをたっぷり入れる。
そんな具だくさんのお味噌汁なら、たんぱく質やミネラル、食物繊維など、さまざまな栄養素を食事から摂ることができます。
私の場合は、食事の最初に具沢山スープをゆっくり時間をかけて味わい、糖の吸収のスピードを抑えてから食事をスタートさせます。
食後の眠気がないのも、血糖値の乱高下を抑えているからでしょうね。
そしてもちろん、お味噌汁を飲むだけで免疫力が何倍にも上がるわけではありません。それでも、栄養バランスの整った食事を支える、身近で頼もしい一品だと思います。
塩分についても、だしのうま味を生かせば、味噌を必要以上に増やさずにおいしく仕上げられます。ただし、具材や味噌の量によって塩分は変わるため、汁物だから塩分が少ないとは限りませんけどね。
大切なのは、味噌汁を減らして健康食品を追加することが、本当に自分の食生活に必要なのかを考えることです。
もちろん、個体差があるのでそれで何かしらの改善がある方もいらっしゃると思います。でも中々改善が見られないのなら見直す機会なのかもしれません。
健康のために、まずは選び方を見直す
健康に良いと聞くと、つい新しい商品を試したくなりますよね。
でも、何かを足す前に、今の食生活を振り返ってみる。
原材料表示を確認する。野菜や果物は、できるだけ素材そのものから食べる。そんな小さな積み重ねも、立派な健康づくりです。
健康のために続けていることが、知らないうちに偏りにつながっていないか。
「体に良さそう」というイメージだけで選ばず、自分の体に何を取り入れているのかを知ること。
これからも、そんな視点を大切にしていきたいと思います。
