頭が痛くなったら、
「原因は何だろう?」と考えるより、
「とにかく早く治したい!」
これが普通ですよね。
仕事もあるし、家事もある。
頭が痛いままでは、何をするにもつらい。
だから鎮痛剤を飲む。

もちろん、必要なときに薬で痛みを抑えることは大切です。
でも、先日のお客様のお話を聞いて、改めて思ったことがありました。
そのお客様は、頭痛が起こってからではなく、
「痛くなりそうだな」と思ったら、先に鎮痛剤を飲む。
そして、鎮痛剤を何錠飲んだかも、あまり気にしていない。←ここが少し問題かなと思いました。
実はこれ、若い人だけの話ではありません。
50代でも、頭痛が当たり前になってくると、いつの間にか「痛くなったら薬」が習慣になっている方もいます。
「薬を飲むことが悪い」と言いたいのではありませんよ。
私が気になったのは、そこまでして抑えている頭痛なら、そろそろ
「なぜ痛くなるのか?」を探してみてもいいのでは、ということです。
頭痛は「肩こり」だけが原因とは限りません
頭痛がすると、
「首が凝っているからかな」
「肩が凝っているからかな」
と考えがちです。
もちろん、首や肩の筋肉の緊張が関係する頭痛もあります。

でも、頭痛の背景には、睡眠やストレス、ホルモンの変化、食事や血糖値の変動、食いしばりなど、さまざまな要因が関係することがあります。
そこで、まずは自分の頭痛をチェックすることから始めてみてください。
あなたの頭痛はどのタイプ?
① 首・肩の緊張タイプ
- 首や肩がいつも凝っている
- 後頭部が重い
- 夕方になると痛くなりやすい
- 首や肩をほぐすと少しラクになる
スマホやパソコン、同じ姿勢が続くことで、首や肩まわりに負担がかかっているのかもしれません。
② 身体の緊張・自律神経タイプ
- ストレスが続いている
- 呼吸が浅くなりやすい
- 睡眠の質が落ちている
- 天候や気圧の変化で調子が変わる
「自律神経の乱れ」とひとことで片づけるのではなく、緊張が続いて身体の切り替えがうまくできていない可能性も考えてみます。
③ ホルモン変動タイプ
- 生理前後に頭痛が起こりやすい
- 更年期に入ってから頭痛が増えた
- 頭痛と一緒に身体の変化を感じる
女性ホルモンの変動は、片頭痛の引き金になることがあります。
特に40代以降は、これまでとは違う身体の変化が重なる時期。
「年齢のせいかな」で終わらせず、いつ起こるのかを記録してみるのもおすすめです。
④ 血糖値の変動タイプ
- 食事を抜くことがある
- 甘いものだけで済ませることがある
- コーヒーを1日に何杯も飲む
- お腹が空くとイライラしたり、力が出なくなる
- 食後に強い眠気が出る
- 午後になると頭痛が起こりやすい
血糖値が大きく変動すると、身体の反応によって、頭痛や動悸、冷や汗、強い空腹感などが出る人もいます。
ただし、頭痛=低血糖ということではありません。
「食事と頭痛に関係があるかも?」という視点で、自分のパターンを観察する癖をつけてみてください。
⑤ 顎・食いしばりタイプ
- 朝起きると顎が疲れている
- 無意識に歯を食いしばっている
- こめかみが張っている
- 歯ぎしりを指摘されたことがある
顎やこめかみ周辺の筋肉が緊張すると、頭の痛みにつながることがあります。
頭が痛いからといって、頭だけを見る必要はありません。
ここまで5つのパターンをご紹介しましたが、すべての頭痛が、この5つにきれいに当てはまるわけでもありません。
むしろ、
肩の緊張+睡眠不足+食事の乱れ
というように、いくつかの要因が重なって頭痛が起きていることも多くあります。
だからこそ、「私はこのタイプ」とひとつに決めつけるのではなく、
今の自分の身体に、何が重なっているのか?
そこまで見ていくことが大切だと思っています。
先日のお客様も、頭だけではありませんでした
先日、頭痛や身体の重さを感じていたお客様。
頭皮を触ってみると、硬く動きにくい部分と、ぷよっとしたむくみを感じる部分が混在していました。
首肩の凝りも強く食事の偏りも多いとのこと。特に朝食は欠食が多いお客様でした。
朝食の欠食は、血糖値の乱高下も引き起こしやすく頭痛の原因にもつながります。

首や肩の状態も含めて身体を確認しながら、頭まわりを丁寧に整えていき、簡単にできる朝食もポイントも伝授。笑
そして、ご自宅ではいつも首や肩に使っている酸素オイルを、今回は頭皮にも使ってみる方法をお伝えしました。

入浴前に頭皮になじませ、こめかみや頭頂部、後頭部などを、強く押し込まずにやさしくマッサージ。

その後、いつものようにシャンプーします。
サロンで整えるだけでなく、ご自宅でも続けられることを一緒に見つけていく。
これも、身体を整えるうえで大切なことだと思っています。
頭痛は「パフォーマンス」だけでなく「表情」にも影響します
頭が痛いと、仕事も家事も集中できない。
何をするにも億劫になる。
つまり、身体のパフォーマンスが落ちます。
でも、私が美容の仕事をしていてやっぱり気になるのが、「顔」です。
痛い時って、自然と眉間に力が入り顔全体もこわばる。
そして、口角も下がる。
どんなに美容液を塗って、フェイスラインをケアしていても、毎日のように「痛い……」と顔をしかめていたら、もったいないんですよね。
いつもお客様には言っていますが「痛さは美容の敵」です。
だから、事前に予防できそうなところから一緒に始めてみませんか。

